スポーツ、運動中の怪我をスポーツ外傷といいます。
転倒や衝突による不意のケガ、オーバーワークや間違った練習法、フォームによる関節や筋肉にかかる反復ストレスから起こる負傷まで、ケガの内容は様々です。
むやみに動かさず、安静にしましょう。
患部を心臓より高い位置に保持しておきましょう。
痛みや腫れの強い時には氷嚢やコールドスプレーなどで患部を冷やしましょう。
内出血や腫れの出る場合には包帯やテーピングで軽く圧迫を加えましょう。
しっかり応急処置をしても、ずっと放置して良くなるわけではありません。早期回復、早期復帰の為に必ず医療機関を受診しましょう。
<ラグビー・柔道・体操など >
コンタクトスポーツに多く、急激な捻り、反らしたりの衝撃、物や人との衝突によっても負傷しやすい箇所です。場合によっては神経症状を呈する事があり、施術期間が長期になる事もあります。
<野球・バレーボール・バドミントン・テニスなど>
腕を前後左右に大きく動かすスポーツに起こりやすい怪我です。また関節自体の構造上、脱臼、靭帯損傷を起こしやすく更に再発しやすい箇所になります。再発のリスクを考えて運動復帰は慎重に行わなくてはなりません。
<柔道・バスケットボール・ハンドボールなど>
瞬間的な外力により発生しやすく、強く手を着いたり、指先をぶつける事での負傷が多い箇所です。数日で完治できる軽傷のものから2~3ヶ月を要する怪我まで程度は様々ですが、いずれの場合も固定を用いる事の多い箇所でもあります。
<ラグビー・サッカー・体操・短距離走など>
急激な捻りや屈伸運動に伴う負傷と、反復運動による軽度なストレスの積み重ねによって起こる負傷があり、負傷初期であれば安静が必要になる事が多いです。下肢の痛みや痺れといった神経症状を伴う場合も多く、特に反復運動による負傷の中には腰椎分離症やすべり症といった腰椎に損傷を受けている場合もあります。
<バレーボール・バスケットボール・コンタクトスポーツ全般など>
急な屈伸に加えて捻りの動きが起こった際に負傷しやすい箇所です。半月板や靭帯損傷はそれぞれ単一で発生する事もあれば、同時に負傷する重症例もあります。重篤な損傷の場合は、施術の長期化や外科的処置の可能性もあります。他の個所の怪我と比べて運動復帰までに時間を要する事が多い、というのも特徴です。
<サッカー・陸上競技・水泳など>
ぶつけての負傷も多いのですが、それ以上に瞬間的に力が加わった時、引き伸ばされた時に起こる肉ばなれが非常に多い箇所です。痛みは比較的とれやすいのですが、その分、不完全な状態で運動復帰してしまい、完治が遅れてしまう事がありますので、運動復帰は慎重に協議して判断していきます。
<バスケットボール・サッカー・バドミントンなど>
様々なスポーツ外傷の中でも特に怪我の多い箇所です。足を着いた際に捻る負傷が最も多く、骨折に至るケースもありますので些細な症状でもしっかりした施術が必要とします。また体重を支えるという負担の多い足首ですので患部への負担を軽減するために固定も非常に重要です。
少しでも早く治す為には少しでも早く施術を開始する事が大切です。負傷から時間が経過してしまうと、その分だけ怪我の回復にも時間を要してしまいます。痛みや違和感があればできるだけ早めにご相談ください。
様々なスポーツにおいて試合や練習にどうしても「出場したい」「参加しなければならない」など避けられない場面もあります。負傷の程度によってはそれが可能な場合もありますが、重度の負傷であれば患者さまとの協議を行い、お休み頂くようお願いする事もございます。あくまで健康が第一ですので、当院は症状の悪化や後遺症が起こらないように最善のプランを検討していきます。
オーバーワークや練習法、フォームから起こる負傷では痛みを取り除く事が第一ですが、そのまま運動復帰してしまうと再発する可能性が非常に高く、根本にある練習方法やフォームの改善といった部分の指導を行う場合もあります。
施術により痛みが減っていても、急に運動を再開しては再発のリスクが高く危険です。運動は軽めのメニューから再開し、徐々に強度を高めていく事が大切です。時にはテーピングやサポーターといった固定を用いながらの運動、再発予防の為に施術過程で筋力強化、いわゆる筋トレを行う場合もあります。
症状によって施術内容は様々ですが、電療や手技療法といった施術を中心に、早期回復に向けて保険外施術をおすすめする事もございます。症状・現在の運動状況・患者さまのご希望を踏まえて最善の施術方針を決定していきます。ご意見やご希望も遠慮せずお伝えください。
初回は問診等もありますので、1時間程お時間を頂きます。2回目以降については45分程お時間がかかりますので、充分に余裕をもってご来院ください。
・保険証の提示
・問診票の記入
・運動状況の確認
・症状の確認
・症状についての説明
・協議して施術方針を決定
施術方針に沿って施術を行う
施術前後の変化を確認
・施術後の注意点
・次回以降の施術についての説明
・お会計
・次回来院のご予約をお取りします